HOME > 目的と活動 > 大津市長選立候補者への公開質問状に対する回答
 図書館を考える大津市民の会は、大津市長選の立候補予定者に公開質問状を出しておりました。
 いただいたご回答を、質問項目別に以下に掲載いたします(到着順、敬称略)。
1.  大津市における社会教育機関としての市立図書館の役割と意義について、どのように位置づけていますか。また、今の大津市立図書館の数と設置場所の現状については、どのような印象をお持ちですか。
かわもと 勇 ・市立図書館が運営の指針とされてきた
(1)市民の求める図書を、自由に気軽に貸し出すこと
(2)児童の読書要求に応え、児童サービスに重点を置くこと
(3)あらゆる人に図書を貸出し、図書館を市民の身近な施設とするため、
市内サービス網を形成することを着実に実行する機関と考えます。
・大津市の長い地勢から考えると少ない。今、自分で考えて行動できる市民を育てることは、大津市の未来に大きな意義があります。そのため、長期計画を策定し、図書館の質的充実を図ることを優先させる必要があります。
川内 たかし  図書館は市民に憲法が保障する教育や文化活動、住民自治などを保障する拠点であり、図書などの無料貸し出しだけではなく、市民の自由・自主性など、社会教育を支援する場として位置付けるべきです。34万人都市でかつ、南北46Kmと細長い大津市において、現在の3箇所というのはあまりにも少なく、市民に権利を保障しているとは言えません。
つただ 惠子  図書館は、市民の生涯にわたる学習活動を積極的に支援することや、図書館を核として人々が集い、ふれあい、情報の発信や楽しむことのできる住民の諸活動の情報交換の場であると考えている。
越 直美  図書館は、市民の知る権利を保障し、市民が生涯にわたって自ら学習する知的な憩いの場です。これからは、街と一体となった動線づくりにつながる、一人でも多くの方が利用しやすい図書館を目指します。
2.  大津市立図書館の窓口業務、レファレンス業務、選書業務について民間委託を導入する動きに対してどのようにお考えですか。それぞれの業務項目でお答えください。
かわもと 勇  窓口業務、レファレンス業務、選書業務と各業務は、図書館として分割できるものではありません。質的量的にも少ない現行予算を前提にした民間委託は、市民へのサービス低下を招くことが必至であり、導入を前提にした考えは全くありません。
川内 たかし @窓口業務について
 利用者と直接コミュニケーションを交わす場であると同時に、利用者の読書要求を把握するなど重要な役割を担っています。そのため、窓口業務が軽視されると、選書や蔵書にも影響し、利用者へのサービス低下にもつながると考えます。
 また、図書館には様々な困難を抱えた市民も来館されます。福祉部局などとも連携した取り組みは公立でこそ可能です。
Aレファレンス業務について
 利用者が求める図書・資料をただ提供するだけではなく、「探し方・調べものの案内」も重要です。インターネットなど情報が溢れている今日だからこそ、利用者が何を求めているのか、利用者が必要な資料・情報を迅速に効率よく蔵書されている中から提供するためには司書の専門性と長年の蓄積が求められます。
B選書について
 膨大な図書や資料の中から選書することは、普段から利用者の利用傾向や世の中の情報に精通し、出版情報にも通じている事が望まれます。同時に大津市が目指す市民像(ビジョン)を描くことも必要で「地域の情報」や「知」の拠点として、どういう本をそろえていくか、読書環境をどのように整えていくか、長期的な視点が必要で、定期的に変更される指定管理では困難と考えます。
つただ 惠子  図書館行政はとても公共性が高い事業であると認識しております。民間委託に関しては慎重に判断されるものと考えます。
越 直美  図書館サービスの質をしっかりと維持することが重要です。多くのボランティアや市民の皆様とともにある公立の図書館は必ず継続し、決して民営化はしません。
3.  滋賀県の図書館行政は日本一の地位を確保しています。その中で大津市立図書館の登録率及び人口一人当たり蔵書数、貸出冊数、資料予算額は県内19市町の中で最低です。
このような状況を改善するために、どのような政策をお持ちですか。
かわもと 勇  図書購入費を倍増します。
 郷土資料や地域資料などのアーカイブ化で、広く情報提供をするなど、司書能力を発揮した魅力的な市民サービスを行います。
川内 たかし  質問1についての回答にも関連しますが、まずは予算の拡充で蔵書を増やすと共に、駐車場の整備やバリアフリー化、また、新たな図書館建設など計画的に整備を行います。
つただ 惠子  懸念すべき状況であると考える。財政状況を考えてまずは蔵書数を増やすことを検討する。
越 直美  子どもからお年寄りまで、すべての世代に利用しやすい図書館を目指します。利用者のニーズを把握しながら、市民・団体などからの書籍の寄付等も活用し、なるべく予算を増やせるように努め、図書の充実を図ります。
4.  大津市立図書館の館長はほぼ毎年異動し、そのほとんどが司書資格も図書館での勤務経験もないという現状です。また司書資格を持つ館員がその専門職資格を顧みられず、他部署に配置換えされる現状もあります。市立図書館のスタッフについて、どのような人事政策をおもちですか。
 ちなみに滋賀県では、館長を含めた正規職員の司書率は80パーセントです。それに対して大津市は、30パーセントです。
かわもと 勇  司書資格をもつ館長配置、および司書資格を持つ正職員を増員します。せめて専門(得意)分野をもち、外国語を一つは自由に操れる者を募るなど、現場とのコミュニケーションをもとに展開します。
川内 たかし  図書館長は、図書館事業を長期的視野にたってすすめる責任者であり、地域の読書環境整備にも中心的役割をはたす職です。司書有資格の館長を配置するとともに、その業務にふさわしく処遇されるべきだと考えます。
 また、現在の図書館を支えている司書資格を有する職員の多くが非正規です。労働条件の改善を図ることは労働者の権利を守るうえで必要なことであり、同時に図書館職員の専門性を高めるうえで重要なことです。非常勤、臨時の雇用にある人の正規職員化をすすめるとともに、ご指摘のような、有資格者が他部局へ配置換えとされている点については調査を行い、改めて、配置転換を行っていきます。また、大津市では有資格者の一般職員の募集が行われていないため、他の部署のような人事ローテーションとは別に、長期的な配置を検討することも必要と考えます。
つただ 惠子  適材適所、専門職のスタッフの確保は大変重要なことだと考える。しかし、一方で人事異動をせずに長い期間、同じ部署で働くことは、縦割り行政を生む恐れがあります。他分野での経験は職員一人ひとりの資質の向上に繋がるとともに、住民サービスの向上に繋がるものと考えます。
越 直美  図書館の役割、機能が利用者のために、十分に果たせるよう適材適所の配置を行います。また、利用者の視点に立ったサービスの提供のために、職員の質の向上を図ります。
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